ニャンともスルっと。
私の会社では、おうちをつくるだけじゃなくて、ドアなどの建具だけでもつくります。
「階段室にドアをつけたい」とのご相談がありました。
猫を飼ってらっしゃるのですが、2階の寝室に上がるのを阻止したい、とのこと。現状はホームセンターで購入された簡易ドアを取り付けられていたのですが、風が通らなくて困っていると。そこで、オーダーでつくってほしい、というご依頼でした。
・猫→通さない
・風→通す
ということで、竹の縦格子を入れたドアとしました!
ところで、このお宅のニャンコ、超わんぱく。ぇええ!とビックリするくらい跳躍力も持ち主。お客様と相談の上、高さと竹格子のピッチを決定し、製作しました。
ドアが完成し、お宅に取り付け。
お客様:「これだけ高さがあれば、さすがにうちの子でも無理だわっ!あー、これで涼しく眠れるわぁ~~~嬉しいわぁ~~~本当にありがとうぅぅ。」
社長:「いえいえ、こちらこそ。そこまで喜んでいただけるなんて、こちらも嬉しい限りです。それでは、こちらが請求書になりますので、よろしくお願いいたします。」
お客様:「今日はわざわざどうもご苦労さまでしたぁ。」
なーんて玄関先でお話をして、請求書をお渡ししようとした、まさにそのとき!
ニャンコ、がんばって通り抜けようとしてるでは、あ~りませんか!
頭を、体を、お尻を、ムニムニムニムニ!!!
通り抜けて、しまいました…。
まるで脱水機のなかった昔の洗濯機(洗濯機の横にローラーが付いてて、そこに洗濯物をはさんで、水を絞りだしていたやつです)みたいに、猫が!猫が!スルーしてしまったんです!
こちらのミス、です…。猫の頭って、かなり小さい、みたいです…。そして、竹って、しなるんですよ、予想外に、けっこう。
社長みずから取り付けたドアを、また黙々と取り外し、作り直すことになりました…。
こんなハプニングも、あるんですねぇ~