決定版!無垢の杉の床の、お掃除について

山暮らしの家 杉の床

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一般的な住まいの推奨メンテナンス頻度(※個人的見解です)

「無垢の床のオイルやワックス塗りのようなメンテナンスって、どれくらいの頻度でおこなえばいいですか?」と、お客さまからよく質問があります。

塗料メーカーや床材メーカーさんのサイトなどには『年に1〜2回程度のメンテナンスをおすすめいたします』と書いてありますが、正直、年に1〜2回も床全部を塗るなんて、めんどくさい!ですよね(笑)

わたし個人の経験上、でのお話ですが、全ての床全部を年1〜2回も全塗装する必要は、ないかな。と。( ´∀`)。(※できるのであればそれに越したことはないですよ〜)

犬猫などの動物が居るおうちじゃなければ、

掃除機かけは、日頃のお掃除として

山暮らしの家 マキタ

乾拭きでホコリやゴミを掃除します。クイックルワイパーや、ルンバ、掃除機なんでも。
使いやすいものが一番いいですね。水拭きじゃなくて、乾拭きしましょう。

水回りは、水や汚れが跳ね飛んだらその都度拭くのが理想。ですが、ちなみに我が家はほったらかし、です。。。(よっぽどひどい跳ね飛びのときだけ、拭いてます)あまり神経質にならなくても、だいじょうぶです。

STEP
1

キッチン、洗面所やトイレなどの水まわりは、定期的にメンテナンスを

山暮らしの家 ウッドブラインド

水とびや油とびが特に多い場所です。キッチンの油は、汚れを巻き込んで余計に床に塗りこむような感じにもなってしまいます。のちのち、黒ずんだ汚れになります。

1ヶ月〜数ヶ月に1度は、クリーナー+ワックスをかけましょう。クリーナーで汚れと取って、今後の防汚のためにワックスやオイルを再塗布。

キッチンは、炒め物・揚げ物などのメニューが多いかどうかもありますね。頻度が多いご家庭であれば、月1くらいがいいとおもいます。

STEP
2

家の床全体のワックス掛けは数年に1度

素足で歩いた時に、床全体的になんとなく無垢の床がカラッとしすぎている感触があるようなら、全体的なワックスやオイル塗装を。
水回り以外の、寝室やリビングのような居室は、3〜5年に1度程度で良いと、個人的にはおもいます。

STEP
3

各部屋の中で、汚れが目立つところだけ、気にかけよう

やっぱり、キッチンまわりが一番汚れやすいです。
シンクまわりの水ハネや、生ゴミの出し入れの時の汚れ、あとコンロでの炒め物・揚げ物による油汚れ、ですね。次に目立つのが、洗面所やトイレの手洗いシンクまわりの、水はねによる汚れです。

基本的に水回りの床の掃除・メンテナンスに少し気をつければ、家全体としての無垢の床のメンテナンスは、思ってるより気楽に考えて良いとおもいます。

なんだかんだ言って、「動物」いるいないで全然違う

無垢の杉の床材を施工した、いままでのOBさん宅や我が家を見ていて思うのは、無垢の床の汚れ・痛み具合の激しい順は、

犬>>>猫>小さいお子さん>分別ある大人

  1. 1位:犬がいるおうち
    室内飼いでも、お散歩は行きます。散歩帰りに足拭きしていても、どうしても汚れが残ることがあるので、外の汚れを多少持ち込んでいるようです。
    また、犬の爪は太くて硬いので、その爪の傷に汚れが入り込んでおります
  2. 2位:猫がいるおうち(※完全室内飼いの場合)
    爪による傷は、犬と比べて目立ちにくいです。(猫のほうが爪が細いので)
    毛玉などを吐きやすいので、その嘔吐物の胃酸による白抜け跡がつきます
  3. 3位:小さなお子さんがいるおうち
    おもちゃの傷や、お絵かきがはみ出して床に書いてしまったもの
  4. 4位:住み手が大人だけ、というおうち
    寝室などはほとんど傷・汚れはありません。
    キッチンや洗面所・トイレなどの水まわりの汚れが気になるくらい。

残念ながら、ダントツで、犬がいるおうちの汚れやキズは結構、がっつり、ですぇ。。。( ´∀`)。。。(あくまでも私がいままで見た事例での比較です)

山暮らしの家 杉の床 コロが居る場所

我が家の傷の、一番ヒドイところ。柴犬ころさんの、爪跡。こんな写真UPしたら、新居で犬飼いたいと思ってた方の気持ちが下がってしまうかも、、とも思いましたが・・・(笑)床が傷だらけになったとしても、犬かわいいですょ!!!

いぬねこ居る、1年半経った我が家の場合

日々の掃除は、クイックルワイパーや、マキタのハンディクリーナー、気が向いたらルンバを走らせる、という感じで、基本的にはホコリを取る感じ。

猫のタケニャがときどきゲッポ(吐いて)してしまうので、そのときはウタマロで最後拭いてお掃除。

山暮らしの家 杉の床
猫のゲーはしばらく放置されてから気づくこともあるので、そのときはけっこう白抜けしちゃいます

キッチンやトイレ、洗面所と、水まわりは全て杉の床。にもかかわらず、オイルを塗る直すなどのちゃんとしたメンテをせずにきた約1年半。

山暮らしの家 杉の床 before
キッチンシンク・コンロ前の床 黒ずみと水飛びでこんな感じ。素足だと、ちょっとねっちょりした触感。


特にキッチンまわりの床の黒ずみや、油っぽい少しねっちょりした感じ?(素足で歩くと、ペッタペタした感じ)、洗面所のシンクまわりの水はねの跡、といったところがさすがに気になり出したので、「しっかり掃除」をしてみました

我が家の床掃除の、ビフォアー・アフター

1階の床全体を、4日間にわけてがっつり掃除してみました!

山暮らしの家 杉の床 before
山暮らしの家 杉の床

キッチンの床です。
全体的な黒ずみが取れて、水はねなどの跡が気にならなくなりました。キッチンの油による床がぬっちゃりした感触もなくなって、素足で歩いてもサラサラしてます。気持ち良いです!


山暮らしの家 杉の床
山暮らしの家 床

トイレ手洗いシンクの下の床です。
水はね・石けん泡の飛びなどによる水染みがありましたが、マシになりました。


柴犬ころ助さんが、駆け走る廊下。(ところどころ、猫のタケニャによるゲーの白抜けもあります)ここの汚れと傷が最強。さすがに新築当初!とはいきませんが、かなりマシになりました。

無垢の床におすすめ!自然系のお掃除洗剤

クリーナーワックスは、これ!

超電水米米ワックスシュシュ

ネットでも購入できますよ〜

超電水米米ワックスシュ!シュ!です。
名前のとおり、アルカリ電解水+米ぬかワックス、の効果があります。
(アルカリ電解水=汚れ(酸性)を除去。酸性の汚れは、油汚れや手垢、皮脂、湯あかなど。米ぬか=ワックス掛け。昔は米ぬか袋で床の拭き掃除をしていたくらい。)

希釈したりせず、スプレーボトルでそのままシュッシュッして使えるので、とっても便利
届いたら、すぐ使える!ってのが良いです。

こちらの商品だと、1本で約10坪分(約30㎡)
(パッケージに使用期限の記載はありませんが、電解水の機能がおおよそ半年みたいなので、半年で使い切るくらいの感じかな?)

ちなみに我が家は、1階15坪・2階15坪です。玄関や浴室などを除いて、1階2階全体をこのクリーナーワックスで掃除すると、約2本分くらいで、少し余るくらい。余った分は、日常的にたまに気になったところにちょちょっと使う感じです。なので、半年で1〜2本使い切る感じですかね。

フロアモップ、コレ使いやすいです

MQモップ

MQ Duotex マイクロファイバーモップ です。
本体+モップクロスのセットで約1万円、と、たかが布クロスのモップ&モップの柄なのに、高いっ!、、とお思いでしょう、、、でもね。これが、とっても使いやすいんです。

布クロスまマジックテープで付いているだけなので、ビリッと剥がして洗えます。このMQクロスがこれまた高機能で、タオル地のような繊維が残ることなく、水切れも良いのです。

米米ワックスを拭きあげた布は、洗濯しても、どうしても米ぬか成分のヌルヌルした感じは残ります。MQクロスや雑巾は米米ワックス専用として使うようにするか、ちょっとした汚れだけであれば、使い捨てできるペーパーウェスなどを使うと良いと思います。

黒ずみ汚れのガッツリ掃除のときは、アルカリ電解水で!

超電水クリーンシュシュ

超電水クリーンシュ!シュ!です。

この「超電水クリーンシュ!シュ!」は、スプレーボトルも使いやすいし、詰め替え用の中身も販売されています。

ちなみに、「アルカリ電解水」とは、、、


アルカリ電解水
とは、アルカリの性質を持ったからできた洗浄液のことです。 は電気を流すと酸性アルカリ性に分かれる性質があります。 電気を流したアルカリ側だけを集めたのがアルカリ電解水です。 100%なので、洗剤によく含まれている界面活性剤などは入っていないのが特徴です。

https://www.kajitaku.com/column/house-cleaning/6786

水100%なので、洗剤かけて掃除したあとに、水ぶきしたり洗剤を拭きあげる必要がありません。掃除中に、猫や犬がウロチョロして足裏についても、だいじょうぶ。(ただ、アルカリ性なので、お掃除の時は手袋してくださいね)

床の黒ずみ汚れは、油などの酸性側の汚れ。アルカリ電解水でシュッシュすると、汚れが浮いて拭き取れます。かなりしっかり取れるので、そこだけ白浮きします。(ムラになりやすい)

床板一枚一枚を丁寧に拭きあげる感じで、シュッシュッしたら、その度にぞうきんで拭き上げます。汚れたぞうきんはこまめにきれいな水で洗って固く絞ります。超電水をシュッシュッして、ぞうきんで拭き上げて、、、を繰り返します。

(お食事中の方ゴメンナサイ・・・)キッチンまわりの床の汚れ。がっつり、取れます。

メラミンスポンジは?

メラミンスポンジは、表面を薄く削りながら汚れを取ります。無垢の床に使うと、表面を削ることに。なので、汚れと同時に、経年変化で飴色になっていった床板の味わいも、けっこうけずりとられてしまうことがあります。

どうしても気になる汚れがあるときに、少しちいさく試してから使うことをおすすめします。

がっつり床掃除は、1日で終わらそうとしなくてOK!

そう。これ、床板一枚一枚ふきあげるので、めっちゃ疲れます(笑)。
なので、いちにちで床全体やろうとしなくてOK!(やろうとするとココロが折れます・・・笑)

山暮らしの家 杉の床 途中

こんなふうに、床板ごとにやっていけば、やったところとやってないところ、分かるので、キリの良いところで翌日に繰り越しましょう。

アルカリ電解水で拭き上げたあとは、スッピン状態。
今後の汚れコーティングのために、米米ワックスシュ!シュ!や、床塗装のときに施工したオイルなどを塗布しましょう。

ちなみに、木のものならこんなところも

山暮らしの家 ウッドブラインド

キッチンの窓のウッドブラインド。

山暮らしの家 ウッドブラインド

このシンク前のブラインドは、水はねや洗剤はねで、けっこう汚れてました。

山暮らしの家 ウッドブラインド 掃除

超電水米米シュ!シュ!をペーパーウェスにかけて、拭いていきます。

山暮らしの家 ウッドブラインド 掃除後

かなりキレイになりました!
そんなに力を入れるわけでもなく、表面のホコリを拭きあげるかんじ。
キッチンに立つたびに、気になっていたので(早く掃除しろよ・・・笑)、こんなに手軽にキレイになるなら、早くやっときゃよかったです・・・

おまけ

一年半たっての、各場所の床の具合をUPします。

山暮らしの家 杉の床 コロが居る場所
山暮らしの家 杉の床 コロが居る場所

柴犬ころ助が、はしゃいで跳ねたり、よく佇んでいるところ。
庭から戻ると、ここにダイレクトに来るので(足拭きいやがるので諦めております。。。)、土汚れと傷とかあいまって、すでに古材のよそおい・・・。


山暮らしの家 杉の床 猫の爪の傷

これは2階の、傷がいちばん付いているところ。
柴犬ころ助は1階のみなので、これは猫タケニャだけによる傷と汚れ。

余談ですが、
こんなふうに、いぬねこによる床の汚れ・キズは、想像以上(笑)でした。けれども、無垢の杉の床は本人(本犬?本猫?)には、とっても良さそうです。

合板のツルツルした床と比べて、はるかに、すべりにくい。駆け回って、急停止するときも、キュッ!と肉球をグリップさせております。(合板の床のときは、滑ってふんばれない感じ。)

特に高齢猫のタケニャにとっては、床が冷たくないからか、この家にきてからとっても元気になりました。

前のアパートのときは、冬は床が冷たいから、本当にずーーーーっとホットカーペットの上に居ました。この家にきてからは、冬でも家のなかをあちこち歩いて、時間ごとに過ごしやすい場所で佇んだり昼寝したりしています。


山暮らしの家 杉の床 寝室

ちなみに、これは2階の寝室。ここがいちばん、キレイ。
猫のタケニャも駆け回ることないし、寝るときに出入りしているだけなので、いちばんキレイさが保たれている感じです。


山暮らしの家 杉の床とタケニャ

無垢の杉の床は、合板の床に比べて傷や汚れがつきやすいです。けれど、その欠点を大きく上回る良さが、たくさんあります。

せっかく自然素材を使ってるおうちなら、お掃除もできるだけケミカルでない、自然の優しいものを使いつつ、気持ち良く日々すごせるように(適度に)お手入れしていけると、いいですね。