ちょっとずつ、備えよう。
山登りをするようになってから、改めて知ったこと。
この地球上にある活火山の約1割が、この小さな島国・日本にあるのです!
(出典元:内閣府 我が国の火山災害対策より)
こうしてみると、小さな島国に、赤い三角がびっしり・・・(T_T)。。。
実際も、行きたい山を調べていると「火山活動が見られるため入山規制」というのをチラホラ見かけます。
今年の夏に行った箱根の大涌谷。登山道は、未だ封鎖されていました。
高校生のときに体験した1995年の阪神淡路大震災、そして千葉に来て体験した2011年の東日本大震災。
他にも自分が体験していない天災が、この日本で多々起こっています。
そのときには、「なんでもない日常も、自然災害と隣り合わせなんだ」と改めて感じるのですが、
そのなんでもない日常が戻ってそれが毎日になると、どうしても忘れていくものなんですよね。
そんな私が、毎週末、山に登ることで、少し考えが変わりました。
山には、日々の日常では感じられない、美しい景色が広がり、その季節ごとの風景や香りまで感じられます。
ゴミを持ち帰り、限られた環境の中で、食事をする。
あくまでも、我々は、「山に、おじゃましている」という感覚になります。
でも、それは山に居る時だけでなく、日々の暮らしもこの大きな地球の中で「日々の暮らし」を営んでいることには、かわりはありません。
(肌寒くなると外で食べる温かいゴハンは絶品(*^^*))
活火山が集中している、この日本。
火山が多いということは、地震も多い。
首都圏を震源とした大規模な地震がここ30年以内に起こる可能性が70%。
こんなに美しい姿をみせる富士山も、噴火してもおかしくない、山なんですよね。
富士山噴火のときは、火山灰による被害も首都圏では甚大になると想定されています。
(富士山火山防災協議会「富士山火災防災マップ」より)
、、、とまぁ、ビクビク過ごしていても、仕方がないしツマラナイ。
起こったときは起こったとき。と、思えるメンタルを鍛えることも、だいじ。と、私は思っています(笑)。
その「起こったときは、起こったとき。」なんだけど、改めて考えると、そのときに必要なことは、
①できれば、お腹ペコペコで避難とか、したくない・・。
②暗くなると、災害時は特に寂しくなるので、「灯り」を確保したい。
③体が暑い・寒い、は、体力消耗や気持ちのげんなりにつながるので、快適に過ごせる衣類がほしい
④一緒に暮らしている猫のタケニャと、犬のコロ助も、可能な限り一緒にずっと一緒に過ごしたい
⑤平常時に戻ったときに、最低限の生活ができるだけ稼げるような、仕事ができる環境は整えておきたい。
こうみえて心配性な私が「これだけは、絶対に死守したいっ!」と考えています。
これらが最低限できそうなバックアップ(避難道具)があることで、
根拠レスではない「起こったときは起こったとき。」の開き直りができるようになりました。
やるタイミングは、
①年末の片付けのとき
②山に行くときに持っていくヘッドライトなどを準備するとき
③夏・冬、の衣替えのときに(過去ブログ記事『衣替えのついでに、防災持ち出し用品のセットアップ』)
④年末の片付けのとき(もしくは連休のときの時間があるとき)・ペット用品を買い足すとき
⑤案件が落ち着いたとき(主にデータの整理・バックアップ)
年末のこの時期。私は①と④をやっつけちゃいますっ。
冷蔵庫の掃除、調味料入れの片付け(これが買ってしばらく忘れている、なんてものも多い。。。)、のついでに。
『なにわともあれすぐ逃げよう!』の一次避難用リュックには、軽量化のために、一食分しか確保していませんが、
『災害救助が届くまでの3日~1週間、しのぎましょう。』の二次避難グッズには、プラケース1箱分の食料があります。
このケースは、ホームセンターの工具コーナーにある収納箱コーナーあるやつです。
(NFボックスシリーズ)
透明で中身がわかりやすく、丈夫で他サイズのものともスタッキングしやすいです。
これなら、このまま車に積んで持って運んだりもしやすいですよね。
このプラケースの中の食料は、常温・長期保存できる食料が主ですが、
期限切れが近いものもあったりするので、それは年末までの忙しい時期の日々の食事に回して(なんてたって手軽ですから・笑)
足りなくなったものをメモしておいて、年末の買い出しのときのついでに買い足します。
すべてを一度にセットアップするのは大変だし、気が遠くなって結局やめてしまうので、
気がついた時・季節ごと、などに考えて、常にバージョンアップしていくようにしています。
いつも完璧な状態じゃないけど、8割は、イケてる。くらいだと、気持ち的に負担が少ないように思います(笑)。
阪神大震災、東日本大震災を体験し、家造りを生業とするワタシが思うこと。
「地震に強い家」をつくることだけじゃなく、災害時や非常時にも耐えられる、
そんな「暮らし」を考え、つくっていくことも、大切だと感じる今日このごろです。