地盤調査。

住宅の地盤調査には、「スウェーデン式サウンディング試験」という方法が、よく使われます。
スウェーデン式サウンディング試験

 

 

 

 

重りをのせて、それを回転させるんだけど、50cm深いところに行くのに、何回転したか(いっぱい回転させなきゃいけない→カタイ地盤!)で、地盤の状態を調査する方法。
基本的に、建物の四隅+真ん中の、5点を測定します。
この結果で、全体的に、地層がどうなってるか、また、極端に柔らかいところとかないか、などなど考察して、
じゃ、この土地には、こういう基礎にしましょう、
とか、
ここ弱いから杭打った方がいいね とかの結果がでます。
一応、計算結果で「30kn」の固さがあれば、OKなんだけど。。。
「29.5knなので、杭打って下さい。」
とか
「28.5knなので、柱状改良して下さい。」
とかの判定が、出る。。。
その0.5kn、1.5knの、差で、100万近い余分な出費?!
?!(゚Д゚≡゚д゚)?!
ケチケチ工務店の木ごころは、どうも納得いかない。
いろいろ専門書をみると、基本的に20knあればベタ基礎で問題ない、とある。
この「30kn」というボーダーラインは、「地盤保証制度」(保証に入った場合、10年間の間に、地盤が原因で建物に損傷があった場合、地盤保証会社の負担で、修繕します!ってやつ。)の絡みがあって、安全をとって、「30」となっているよう。
そりゃ工務店としても、お施主さんに、「こんな結果、でましたんで、+100万円出して、杭打って下さい。」って言うのはカンタン。
そして、地盤改良や杭打ちは、安全性に対して安心をもてる、という意味では、決して悪いことではないんだけど。だけど。だけど。
限られた予算の中で、居心地のいい安心できる場所を、造りたい、って思ってるわけさ。
もし、その+100万円の工事が、無駄だったら・・・?!
別に、必要のない工事だったら・・・?!
100万円あったら、けっこうなグレードUPが出来る。ぞ!
フローリングを、ちょっといい樹種にしたり。
壁なんかを珪藻土仕上げにしたり。
洗面所を、オリジナルで造ってみたり。
キッチンの食器棚なんかも、いろいろ造り込んだり。 ・・・(´▽`)
土の下の見えねーところに、余分な工事をするより、毎日過ごすところを少しでもいい空間にする方が、いいやーん(´∀`*)
・・・、と個人的に思うのであります。
そこでいろいろ調べてみると、より詳しく調査できる方法があるらしい!
「表面波探査法。」です。レイリー波という、波動を出して、その跳ね返りかなんかで、精密に調べることができるらしい。
どんなもんか興味津々で現場へGO!
しかも、この表面波探査法、SS式の倍の調査費用。
さぞかし、「おぉぉぉぉー!」ってな様子なはず!と期待満々で行くと。。。
表面波探査法

 

 

 

 

こんなちいちゃい機械が、プルプル振動している、だけ。。。
このプルプルが、レイリー波、なのね。ふーん。
調査員の方に、「調査費用もSS式より高いし、もっとすごい様子かと思ってたんですけど、意外こじんまりですねー。ははは~」
調査員:「・・・。これ、機械けっこう、高いんです。。。」
私:「・・・。(((( ;゚д゚)))。で、でも『最新』って感じ、ですよね!!」
などど、フォローしつつ、後日調査結果を待つ。。。
SS式よりも簡易&お安い方法での、改良方法となりました。
いえーい。

地盤調査。”へ2件のコメント

  1. aki より:

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    我が家の事を書いてるの?(笑)
    それにしても、最新式のきかい・・・

  2. 監督チャン より:

    SECRET: 0
    PASS:
    akiさん☆
    akiさんちも「29.5Kn」でしたね、そういえば。
    akiさんちこそ、ぜってーダイジョウブっすよ。
    ベタ基礎だし、屋根も軽い(瓦ちゃうもんね。)しさ。
    建具だって一枚しかないし、(それ関係ねーか。)
    最新式の機械、測定するコンピュータは、すごい高そうでした。けど、このプルプル具合は、どうも迫力不足です。。。

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