見学会終了→そのままお引渡し。

2/25(土)・26(日)と開催させていただいた
「桧格子と白壁の家」の完成見学会。
見学会で初めてお会いする方、
ご相談をいただいている方、
そしてすでに「木ごころOB」の方も、
たくさんの方に見て頂きました。
ご相談中の方は、実際にその方の計画案についてもその場で打合せしたり、
そしてOBの方々とは、実際に住んでみての住み心地などもお話したり、
などなど、
それぞれの方々と話し込んで、
気がつけば、2日間、
朝から夕方まで、
しゃべりっぱなしやでぇ~ でスタ( ´∀`)
そんなお祭り(?)のような後、
お施主さんは、すぐにお引越しとのことで、
見学会終了後の夕方に、そのままお引渡し。
竣工図面などの書類のお渡しや、
各機器類の取り扱いのご説明などなど。
小上がりに腰掛けながら
「明日からここで暮らすなんて、なーんか実感わかないねぇ」と
お話するお施主さんご夫婦。
でも、
トイレの建具に入ったガラスや、
ダイニングを飾るステンドグラスの照明、
心地の良いサワラの無垢床、
おうちのいろんなところに、
あーでもない、こーでもない、どーしよう、
と悩んで迷って決めて
創り上げてきた空間が、あります。
「本当に、家づくりが楽しくてしょうがなかった。
出来て嬉しいキモチもあるけど、
家づくりが終わってしまう寂しさも、あるんです」
と、言っていただけて、
本当に、この言葉は、設計者冥利につきる、というか、
この住宅建築の仕事に携わっていて、よかった、と感じる瞬間。
去年の3.11の震災を機に、
お母様・ご夫婦・お孫さん、の4人で暮らすことを決め、建替を計画されたご家族。
近くに仮住まいされていたのもあり、
工事中も現場によくいらっしゃって、みなさんが家づくりを楽しみにされているご様子で、
ワタシだけでなく、現場で働く職人さんたちも、ニコニコとお仕事させていただきました。
このご家族の、たったひとつの家造りをさせていただけて、
本当に良かったです。
もうすぐ、東日本大震災より1年が経とうとしています。
報道で目にする無残な光景、
ずっとずっと続く余震、
原発の影響で、計画停電もありました。
震災直後は、住宅設備の納期がたたなかったり、
合板などの建築材料の急高騰であったり、
生活をしていく上でも、
仕事をしていく上でも、
不安や、虚無感で、いっぱいでした。
すくなくとも経済活動の側面をもつ、今のこの仕事をしていて、
いいのだろうか、と思ったこともありました。
でも。
数多くの人達の役に立てなくても、
こうして、1人でもいい、ちょっとでもいい、
自分の職能を通じて、
喜んでくださる方が居る、
ということを感じることができることに、
感謝しております。
自分が出来ること、
自分のペースで。
さぁ。
次の現場が、待っています(☆゚∀゚)
震災の影響で、一時中断していた、
集合住宅の案件。
リプランしなおして
「木楽里part2計画」として
始動いたしまスタ(・∀・)
こちらの案件、竣工予定はちょうど来年の今頃。
「ほどよい距離感で 集まって 住まう」 ことをテーマに
計画を進めています。
さぁ!気合入れて、ガンバリマスよー.。゚+.(・∀・)゚+.゚

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