6日が経って。
6日が経ちました。
週があけて、今日は水曜日。
こちら船橋付近は、計画停電が実施されているところもありますが、
街並みは変わっていません。
ガソリン不足・食料不足が続いており(でもこれは買い占めによる影響とのこと。悲しいです。)
仕事で現場に行かなきゃいけない職人さんは困っていますが、
スタンドに並んだり、電車・自転車で移動したりして、なんとか対応しています。
事務所は、節電。
PCとデスクに一灯だけ(LED電球)+TVはつけたままにさせてもらっています。
今でも、余震があるたびに、
「このまま、おさまりますように・・。大きな地震が来ませんように・・。」
と祈るような思いで過ごす夜。
減ったものの、まだ夜中も揺れることがあります。
夜もあまり眠れず、テレビから流れる映像に心が押しつぶされそうになります。
私個人の話になりますが、正直、精神的にとても滅入ってる気がします。
(でも、こんなの、被災地の避難所で過ごす方々に比べたら、ちっぽけなものです)
阪神大震災を経験したのが高校1年正の冬。
あのころと違うのは、今の自分には、しなければいけない目の前の仕事がある、ということ。
「建築」という創造的な仕事をする上で、精神衛生というものがとても大切なのだと気づきました。
正直、仕事が手につきません。
でも。でも。これから、ご自分の家づくり・仕事場づくり・を、心待ちにしている方々が、います。
心に鞭打って、図面を開き、書類を開き、メールを書き、しています。
阪神大震災のときもそうでしたが、今後の復興に向けて、
建築業界は大きく変化すると思われます。どのような状況になるのか想像もつきません。
阪神大震災のあとは、(非常に不謹慎な話ですが、事実です。)「震災特需」とよばれる、
建築業界の経済的な潤いがありました。
でも、今の私が抱えてる案件は、すでに「この金額で、この内容でできそうです。やりましょう!」
と言っていた矢先の、この事態。
計画自体がどうなるか、わからないという不安。
正直なことを言うと、もう全部投げ出して地元に戻れたら、どんなにラクかと、ふと思ってしまいます。。。
でも。今の自分にはしなければいけないことが、目の前にあります。
しっかりしなきゃ。しっかりしなきゃ。
人様の財産をあずかり、それをカタチにしていくということが、
どんなに責任のあることか、改めて感じています。