きっかけ。のつづき。
このブログのスタートの記事で、「きっかけ。」と称して、いろいろ書きました。
「震災を経験して」なーんて、カッチョイイことを書きましたが・・・。
なぜ、こんなに身を粉にして、家造りをしているのか。
なぜなぜ、こんなにお施主さんのご要望にお応えすべく、動くのか。(←自分では、そう思ってるツモリ・・・)
なぜなぜなぜ、こんなに・・・などなどなど。
なぜかって?
それは・・。
しょーらい自邸を建てるときに、参考にするからですよぉ~!
ホレ、よく昔から、「家は三回建てないと、本当に納得のいくものは出来ない。」といったものです。
で、よくよく考えると、
1.だいたい一生に一度建てられるかどうか、なんつう「家」っていうものを、三回も建てる経済力は、私には、ナイ。
2.そしてそんなに経済力のあるダンナを見つける!という可能性も、残念ながら期待デキナイ・・・。
じゃひとんちをつくって
勉強すればいいんじゃ~ん!!!(☆゚∀゚)!!!
すげぇ名案じゃね?!
思えば物心ついたころから、週末に新聞折り込み広告のマンションや建て売り住宅、賃貸のアパートの広告だけを抜き出し、
「ここは、私の部屋。ここは弟の部屋。(←たいがいこっちのほうが狭い。)
うーん、このキッチンだったら、ちょっと暗いかも。こっちにも窓が欲しいなぁ。」
なーんて妄想するのが日曜の朝のお決まりになっていた私。
大学の進学先を決めるときも、
「どーせ4年間ベンキョーせなあかんのやったら、将来役に立つ勉強がええかもなぁ。」
(←基本、関西人なので、ガメツイ。)
若かれし乙女だった私は、「いつかケッコンして、そして家を建てる」なんてことは、
必至のことだと、当時は思われ。
まるで小坂明子の歌う、
「真っ赤なバラと~♪白い~パンジー♪子犬の横には~♪あな~た~♪」状態。
なのでなので、バリバリの建築学科、つうより、家庭科の衣食住の、住の部分に特化した、
住居系の大学で、勉強するという、選択肢をとったのです。
ちゅうかねー。もともと文系思考の私、数学と物理がホントにダメダメでして。。。
バリバリの工学系・建築学科だと、数学・物理は必須。
ガビーン、こまつた。こまった。
と思っていたところ、「家政学部・住居学科」つうものがあることを発見。
これなら、数学・物理は必須ではないので、いいじゃーんっ(* ̄∇ ̄*)!
で、受験したものの、現役のときは見事に不合格・・(T_T)
そこで残された道は、
・浪人生になる か
・上にくっついてる、女子大に行くか。
の究極の選択。
ジツは、私、中高一貫の私立ジョシ校に、行っておりました。
上(大学)も一応くっついてて、そのまんま上がれるんだけど、
そこでベンキョーできるのは、文学と幼児教育、のみ。
本は好きだけど、そこまで文学少女ではないし(読書感想文とかダイキライだったし。)
幼児教育って、幼稚園の先生とかになるらしいんだが、子供が無償にスキなわけでもなく(子供が子供らしくふるう舞うことで、オトナに許してもらえてるっていうのを見ると、トシガイもなく「ズルイッ!」と思ってしまうタチな私。)
当時はマジメだった私。
大学に行ったら、それこそムギョムギョ勉強しなきゃいけないのだ、と思っていた。
世の大学生が、勉強は片手間に、多くは「人生の夏休み」と称して遊びほうける、ということを、知らなかった・・・。
そんな私。
たいして学びたいことを4年もしなきゃいけねーくらいなら、浪人でもなんでもするわいっ!
テイヤンデェ~(゚皿゚メ)
なーんてタンカをきったものの・・・。
春になり、サクラが咲くころ、高校の友人の多くは、ハレバレシイ姿で「大学生でびゅー。」
「教科書なんか入るんか?!」っうくらい、ちいちゃいバッグに、ヒラヒラした格好で、華やかに街を練り歩く同級生。
かたや、「日々是勉強」をモットーに来年の合格めざしてひたすら勉強する浪人生は、多くの辞書(←当時「電子辞書」なんつうものは、高価で手が出なかった・・・)と参考書をリュックに詰め、「化粧を覚える間があったら単語一つでも覚えろっ!」とスパルタ指導のS台予備校に通う・・・。
そんな甲斐あって(?)翌年は、「合格」の二文字を、無事手に入れることができました。
と、そこで入学したところは、またもや女子オンリーの学校。
そう、華のジョシダイ(゚∀゚)です!
が、同じ女子大でも、国立のビンボー女子大・・・。
そのビンボー女子大の、これまたビンボー寮での生活がまっていたのです・・・。(続く)。