マンションリノベーション・「私とオット、ふたりの住まい」(仮)はじまります

こちらのお客さま、実は最初に見学会でお会いしたのが約5年前。そのときはご夫婦2人にお子さんもまだ中学生と高校生。お子さんの独立がどうなるかわからない状況で家をリフォームするタイミングではないなぁと思い、それから約5年。お子さんたちの独立もあり、これからの暮らしはご夫婦ふたりで、ということが確定したタイミングでご自宅マンションのリフォームのご相談をいただきました。

Y邸マンションリノベーション
お料理上手な奥さん。今度のキッチンにはビルトインガスオーブンも入れます!

新築で購入したご自宅マンションも、今は築20年。別のマンションへの住替えも検討されたようですが、20年住み慣れた場所の生活のしやすさや、1階ならではの専用庭の緑のある心地よい暮らし。場所としての大きな不満はないものの、マンション特有の結露と、細かく区切られた間取り・使いづらい収納スペース。暮らしにおいての不満は、立地的なものではなく、専有部分の不満。ということで、リノベーションを決意されました。

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床や家具の木、タイルなど、サンプルを見ながら素材の打ち合わせ。楽しい時間です。

若い頃は見るものすべてか「ステキ!」と思っていたけれど、ご自身も歳を重ね、好きなもの、心地よいと感じるもの、そういった価値観が定まったと、おっしゃいます。拙宅を実際にご覧いただいて、杉の床の心地よさや、珪藻土の壁や天井の光の反射の柔らかさ、見た目のゴージャスさは無いけれど(笑)気負いなくくつろげる自然素材の住まいの心地よさ、を感じていただけたようです。

工事は大規模に手を加えることもあり、工事中は仮住まいするスタイルとなりました。お引越しにあたり、この20年しかも子育て時代を過ごした住まいからは、たくさんの「要らないもの」が出てきたそうです(笑)。「脱プラスチック」と言われなくても、年月を経た石油製品のみすぼらしい感じ、手っ取り早く購入したモノがいかに多かったか、反省した、と、そしてこれからリノベーションして住む家には、本当に必要なもの・床や壁といった建材だけじゃなく、生活雑貨もできるだけ自然素材のもの、を長く愛でて暮らせるような生活をしたいです、とおっしゃっていたのが印象的でした。

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和室はリビング部分に張り出した間取り。そのせいでリビングが狭く使いづらい空間に。
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新しい間取り(一部)

内装の解体工事から始まり、大工工事、電気や水道工事、造作家具工事、内装工事、と、完成予定は9月末頃を予定しています。大きな間取り変更をする内容ではないものの、適材適所に配した収納スペースや、結露対策のための断熱工事や内装材の変更、何よりも、合板の床とビニルクロスの部屋が、無垢の杉床に珪藻土の壁天井、となる住まいが、グンッと心地良い空間に(^^)!完成が楽しみです(^^)(と、そこに至るまで、やることはたっくさんです・・・笑)
現場仕事をしていると、どうしても途中経過のブログ更新をサボリ気味になってしまっている(汗)ので、なるべく進行がわかりやすいようにブログ更新を心がけたいと思っています!(←と、ここに書くことでプレッシャーをかけてみました・笑)