2020年今年一年のお仕事振り返り

今年も残すところあとちょっと。2020年は新型コロナウィルスの感染拡大、という、経験したことない状況になり、仕事の進め方や現場の安全管理など、いつもとは違うことをたくさん考えなければいけない一年となりましたが、幸い現場で病気や怪我もなく、状況に合わせてお客さまにもご理解をいただき現場をすすめさせていただけたことは、本当にありがたく思っております。今年一年の仕事を振り返りながら、関わらせていただいたお客さまや、現場を丁寧に施工してくれた職人さんたち、こまめな連絡で納期など配慮してくださった材料問屋の方々、本当にいろんな方に支えられて乗り越えられた一年でした。本当にありがとうございました。


こちらは千葉市内のマンションリノベーション現場。兵庫県で設計事務所をされているマスタープラン一級建築士事務所さん設計の現場です。施工を弊社で担当させていただきました。小谷さん設計の現場はこちらで3件目。といえど、毎回思いもよらない変化球の内容が盛り込まれているので(笑)、施工も気が抜けません・・・(笑)こちらの現場の工事期間中に、ちょうどコロナの感染拡大・緊急事態宣言。せめて、現場が密にならないように、と、最後の作業工程を1職種のみが入るような段取りに変更することに。当初のお引渡し日程より延期させていただき、幸い現場で感染者等はなく無事お引渡しさせていただくことができました。


そして日頃の業務に加えて始まったのが、2019年秋に発生した、台風15・19号・大雨の災害による被災対応工事です。所属している全国木造建設連合会で、被災者相談窓口を開設し対応。こちらの事務局の手伝いもしながら、弊社で対応できる内容の工事を何件か携わらせていただきました。弊社で担当した現場は、南房総市、鋸南町、山武市、匝瑳市、袖ケ浦市。

被災地を訪れるたび、ブルーシートが多くかかる家屋、そして被災者の方の家の被害。被害の状況だけでなく、被災者の方それぞれの経済状況もそれぞれ。自分ができることの限界に不甲斐なさも感じることもありましたが、罹災証明のための写真撮影さえままならない高齢の方のおうちの、写真を撮ってお渡ししただけでとっても喜んでいただけたり、工事が終わったあと、ずっとブルーシートがかかった家が気になって不眠症ぎみだったのが、久々に朝までぐっすり眠れました、なんてお話を聞けたり。こちらも嬉しくなるようなこともたくさんありました。


ひだまり設計工房 事務所

2020年後半からお問合せ・ご相談をいただいてるお客さまには、こちらの弊社担当の台風被災工事が終了してから随時対応させていただいております(お待ちいただくことにご理解ご協力いただいたお客さま、ありがとううございます!)2021年は、ご夫婦二人暮らしのマンションリノベーションや、猫ちゃんがいるご家族の戸建ての新築、小さな木の倉庫小屋や、終の棲家としてのキッチンやリビングのリフォームなど。私もワクワク楽しくなるようなものばかりで、早く出来ないかなー(笑)と楽しみです!

新型コロナウィルスは、まだまだ先が読めない状況ではありますが、引き続き、安全第一・健康第一に配慮しながら、来年も頑張りたいと思います!