巨匠に萌え~

自由学園明日館・外観

フランク・ロイド・ライトの設計した、「自由学園明日館」に行ってきまスタ。 ライトの設計で日本に現存している建物はたったの4つ。ってことで、これは見に行かねばー。 炎天下の中、汗かきかき、たどり着いたところは、 まぁなんということでしょう~♪ 自由学園明日館・ホール内部 このホールは、今も喫茶室としてお茶がのめます♪ 自由学園明日館・食堂

ここはかつての食堂。いまでは結婚披露宴会場としても 使われているそうで。 (こんな名建築での披露宴、ステキすぎ~♪ポワワワワ~ン) ライトがこの建物を設計したのは、なんと帝国ホテルの建設途中。 帝国ホテルの建設はあいつぐ設計変更などで難航し、コストも予算以上にかかり、クライアントともめる、という非常に苦しい時期だったそうな。 そんなとき、この学校建設を提唱したクライアント夫妻。 ライトはこの夫妻の教育理念に共感し、予算もない、工期もない、というなか、なんとたった三ヶ月で図面を書き上げたそうです。 そんな短期間でも、こんなディテールや

自由学園明日館・玄関 こんなディテールや

自由学園明日館・扉 金物も、ステキィ。

自由学園明日館・窓ラッチ

予算ぢゃない、工期ぢゃない。 クライアントのアツイ気持ちが、巨匠をも動かすのですよ~っ!
ライトはこの建物のために、椅子やテーブル、照明といったあらゆるものをデザインしています。
きっと、ライト自身も、「このクライアントのために、いい建物をつくりたいっ!」という一心で、設計に取り組んだんでしょうね。
そして、その設計を本当に楽しんで取り組んでいた様子が、随所にちりばめられています。
少ない予算だったために、材料にはあまりよいものは使われていなかったそうです。
なので、80数年経った建物はいたみが激しく、修復も大変だったそう。
取り壊しの話もでたものの、建築家をはじめ多くの人が、修復をのぞみました。
そしてボランティアや学生の人たちの手で、丁寧に修復されました。
こうして80数年後の日本の人たちが、時間と手間をかけて、見事によみがえらたのです。
そして、重要文化財であるけれども、「建築は、使ってナンボ!」ということで、
地域の人に開かれた、愛される建物になっています。
すごいねぇ・・・。
これから日本に建てられる建築も、そんな愛される建物が、一つでも多くできると、よいですねぇ。

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