お子さんの成長に伴い、大容量の本棚を追加しました

以前弊社でリフォームさせていただいた、「巣ごもりのおうち」。

おうちの名前にもなった、この巣ごもりスペース。8年前のリフォームで、元々リビングに隣接した和室にある押入れを大改装して、こんなスペースにしました。

この場所が、お子さんたちで(&ときにはご両親も)取り合いになるほどの人気スポット。お気に入りの本、ぬいぐるみ、こもの、色々持ち込んで、ほどよくリビングとつながりつつ、籠もってプライベート感もあって。リフォームより8年経ち、上のお兄ちゃんも高学年になり、いろんな本も増えてきたので、この巣ごもりスペースに本棚収納を増やしたい、というご相談をいただきました。

『本棚』って言われると、イコールこういう箱型のもの、っていう思い込みもあり、最初はこんな感じでご提案。

ただ、今使ってるマットレス(長さは問題ないけど、奥行きがこのスペースにピッタリ)。厚みが10cmほどあり、箱型の本棚と干渉するんですよね。マットレスを買い替えるか、本棚自体がマットレスを入れ込めるようにちょっと複雑な作り方をしなきゃいけない。

、、、っていうご説明をお客さんにお伝えすると、

マットレス子ども達も、猫ちゃんも、馴染んで気に入ってることもあり、できれば替えたくないのです。
壁からブラケット金物で支えるタイプの棚って出来ますかね??
と、ダメ元で聞いております、、

と、お施主さんより、ご返信いただきました。

お!その発想は無かった!それは有りかも!(こうして、お施主さんからヒントをいただくことも少なくないので、ありがたいです)

問題は、下地の位置かな、、(※壁から出すタイプの棚は、その金物をつける位置に木下地が必要。)
と、8年前のリフォーム時の写真を、昔のパソコンデータを見返して見つけた見つけた!(工事中の写真は、無駄に撮っておいて損はない、と痛感。)そこそこ良い感じで、壁の下地が入っているので、このタイプの棚もいけますよー!ということで、

こちらに内容を変更してご提案。
このタイプの良いところは、棚のブラケットの奥行きがたくさんあるので、収納したいモノの変化によって、奥行きの浅いもの(飾り棚的に小物を置くなら浅いものがオススメ)や深いもの(図鑑や絵本は奥行きが深いものが多い)に替えたり、追加したりも出来ます。

(取付工事前。このスペースのものを一度全部移動したので、何事ニャ?と猫ちゃんも興味津々(=^・^=))

L字型に、可動棚の収納がたくさん増えました!
棚板には、無垢の杉板を巾接ぎしたもの(ムクボード)を使いました。杉の木の香りと風合いが、8年経って良い感じに使い込まれたこのスペースに違和感なくマッチしているのも、良き感じ。杉なので、木の中でも、柔らかい樹種になります。釘や画鋲も刺せるので、住まい手があれこれしやすいので、おすすめの材料の一つです。
新しく増えた、本棚。ご兄弟で、あーでもないこーでもないと相談しながら、新しくできたスペースに、本やぬいぐるみを並べて、たのしまれているとのことです(^^)