あれから、25年。
阪神大震災から、25年。高校1年生の冬の日。
体感したことのない揺れ。洗濯機の中に居るみたいだった。
家の窓から見えるのは、あちこちから上がる火事の炎と煙り。こんなに火が見えてるのに、聞こえてこない消防車のサイレンの音。
25年経った今、神戸に住む人のうち4割が、阪神大震災を知らない世代になっているとか。けれども、昨今の想定外の自然災害。もうどこか被災地なのか分からなくなってしまうくらい、本当に日本の各地で起こる災害。
縁あって千葉の地に来て、住宅建築を生業とするようになった今。
2019年秋の台風被害の対応工事を、所属している工務店のグループが窓口となって、私も微力ながら出来ることさせてもらっています。
被災地に出向き、現場を調査し、お施主さんと話をし、見積もりを出して打ち合わせして。
被害状況も、お施主さんたちの生活状況も、本当にさまざま。何が正解なのか、正直わからないこともたくさんあるけれど、自分が培ってきた知識や経験をもとに、お施主さんに寄り添って、答えをひとつひとつ出していければ、と感じています。
改めて。災害の被害に遭われた方々が、一日でも早く、多く、穏やかで心豊かな日々が訪れますように。