仕事道具
仕事で使う道具、たくさんあるけど、
最近周りの設計者さんたちがチラホラ持ってるのが、サーモカメラ。
普通の方からすると「そんなん、何に使うん??」
とお思いでしょうけれど・笑
(さっそくニャンコを測定。ストーブの前に居るニャンコはヌックヌクなことがわかります・笑)
モノの表面温度を測定するんです。
ざっくり言うと、例えば、冬、どこから冷たい空気が伝わってきてるか、
どこで温かい空気が逃げていってるか、とかとかが判断しやすくなります。
(窓まわり。)
「リノベーション」がもてはやされてますが、
デザイン的にカッチョヨク、スタイリッシュに仕上げるっ!
そして築年数を感じさせない新たな空間にして再生させる、
っていうことも大切だし、それで今あるものを活用する意味もあるので、いいことなのですが、
室温や湿度といった、空気環境の性能をあげることも、検討したいことの一つ。
「住環境」のなかで、各部屋の温度差をなくす(ヒートショックを防ぐ)・適正湿度を保つ、
ということは、そこに住む人の健康や快適な住まい、ということを守ることの一つです。
実際目に見えるものではないし(体感するものですしね)
限られた予算のなかで計画すると、どうしても後回しにされることもあるのだけれど、
カッコヨサだけでなく、物理的に温度・湿度環境を整えることも、リノベーションで必要なことだと思います。