「ペット」という名の、家族同然、あるいは、家族以上の存在。
先日の週末は、現場の完成見学会でした。
見学会には、既にお会いしているお客さんだけでなく
そのとき初めてお会いするお客さんも少なくありません。
このたびの見学会も、3組ほどのお客さんが、初対面の方でした。
いろいろ現場のご説明をしつつも、それぞれのお客さまの家造りについて、
(土地はすでにお決まりですか、とか、どこかにご相談されているのか、とか・・)
チョロチョロとお伺いするのですが、
どこまでお伺いしていいのやら わからんので
ジツは その手のトークが苦手だったりするのです・・・(泣)
たぶん、凄腕営業マンが居る展示会とかだと それはそれは上手に聞き出すのでしょうけど・・。
今までのお施主さんの話だと、その後の営業の電話やら訪問やら、多かれ少なかれ
しつこい。
と思われるそうで。
そんなのもあり、あまりネホリハホリ聞けないのですよね。
そんななか、あるお客さん。
天井高を取るために、火打ち梁を見せたとある部屋をご覧になって
(※工事中の写真です。)
「ここの出っ張ってる木の上に、板渡して、壁に小さい穴あければさぁ・・!」
おっ!そんなこと言うのは 猫飼いの種族に違いない・・・・!!!きゃわーっ!
急に勝手な親近感を抱くワタシ。
お伺いすると、なんでも一年ほど前に愛猫を亡くされたそうで、
そろそろ新しい家族(=ニャンコ)が来てもいいなぁ、
なんて思ってらっしゃるところ、とのこと。
ニャンコがいれば、こんな風に梁を出して
猫が歩く様子を見上げるもよし(・∀・)
下を見下ろす猫のまあるい顔に
ニタニタするもよし( ´艸`)
猫が喜ぶ&猫飼いが喜ぶおうちの設計
なら
けっこうウマイこと出来る気が
しまっせー♪なんつって。
たまに「ペットがよろこぶ家」みたいな施工事例やプランニングの仕方なんかが
本にのってるけど、
犬やら猫やらを一緒にまとめちゃってる設計者がいるんだよねぇー。
ちっがうんだよねぇー。って
ついつい 口に出ちゃうんだけど、
違うのですよ~
猫は高いところにもピョンピョンあがるけど 犬はあがらないし。
犬は駆け回るから平面的な広さがいるけど 猫は縦に空間があればまぁいいし
などなど。
言葉をしゃべられない存在だからこそ
幸せに過ごしている姿を見たい、感じたい。
って、動物と暮らしている人は多かれ少なかれ思ってるのかな、って。
だから、家を設計するにあたって、家族構成だけじゃなく、家族同然のペットが居るのか、
また将来迎え入れる希望があるのかどうか、って、結構重要なんじゃないのかな。
と、思うのであります。