私達の自宅兼事務所です。 趣味は山登り、大人2人+犬と猫の暮らし。
山の稜線で出逢う大自然の中に、小さく佇む簡素な山小屋をイメージした住まいです。

外観

山小屋をイメージした外観。杉の下見板貼りの外壁に、格子戸を付けた玄関外の前室。
道路に面した2階の窓には、フラワーボックスをつけました。日当たりが良い場所なので、季節の花や、野菜の苗を育てる場所として、また夏場の西日を遮るための朝顔を育てる場所にしました。


キッチン

幅4.5mの半造作キッチン。引出しや天板のサイズなど、ある程度規格化されたシステムに、引出の前板だけ造作で付けられるという、ekreaキッチンさんのものです。引出の前板は、オーク材の突板に真鍮のハンドルを付けました。大容量の引出収納と、カウンター上は吊り下げ&ディスプレイ収納にすることで、見えない収納と見せる収納のメリハリが出来ました。
キッチンを対面ではなく壁付けにすることで、キッチンの通路となるスペースをダイニングの場所にも絡められ、広いスペースを取ることができまました。また、ガスコンロの両脇に作業スペースがあることで、調理後の盛り付けも横の流れでしやすい動線となっています。


キッチン・パントリースペースと、食器棚

キッチン奥側にあるパントリーと、 ダイニング面した造り付けの食器棚収納。
冷蔵庫とパントリーを死角にすることで、雑然となりがちなキッチンでも見た目を気にせず雑多に作業できる場所も造りました。造作の食器棚は、上部の吊戸棚はカップやグラスなど奥行が必要でないものだけを収納、カウンター下の収納はお皿などの収納、とすることで、上部収納の奥行きをできるだけ浅くし、圧迫感がでないようにしました。


ダイニングとリビング

テレビカウンターをダイニングスペースまで伸ばしてベンチとしても使えるようにしました。カウンター下には、リビングで読みたい雑誌や本、おやつのかご。細々としたものは無印良品のラタンボックスに入れて収納するようにしました。


ダイニング・キッチン側よりリビング・玄関側をのぞむ
キッチン側よりダイニングとリビング、土間をのぞむ

今までの暮らしでソファは使っていましたが、結局床に座ってソファの座面を背もたれにしていたので、リビングにはソファは置かず、畳の床でごろごろくつろげるようにしました。杉の床と仕上げの高さを同じにするために畳は埋込に。座卓では脚を下ろせるように掘りごたつ式にしました。座卓を移動すれば、畳を入れて6畳のフラットな畳スペースになります。たまにある泊まるお客さん用のスペースとしても使えるようにしました。


玄関横の土間空間。リビングに面したこの場所には薪ストーブを設置。
薪ストーブのある土間

薪ストーブがある土間は4畳半。薪ストーブは、薪や灰を入れておくバケツ、薪をくべる道具など、本体以外に色々とグッズが必要なので広い土間空間は床を汚すことなく薪ストーブ生活を楽しめるのでストレスが少ないです。この場所は犬と遊ぶ場所としても使っています。
玄関と土間で約7畳半という広い土間空間。冬の寒さ対策として気密性のよいタイプの木製玄関引戸、そしてタイル仕上げの下地には断熱をしっかり施工。日中は南面の大きな窓から太陽の日差し。夜は薪ストーブの輻射熱。冬場でもタイルが十分温められます。タイルなどの石の素材は一度温められるとその熱をしばらく保つ性質があります。そのおかげで就寝時に消したストーブもその温かさが翌朝まで続き、冬の朝もほんわか温かさが残っています。
夏場はこのひんやりしたタイルの上で、犬や猫が体を伸ばして涼んで過ごしています。


玄関引戸の外側に、 玄関外の前室を設けました。道路に面した玄関なので、家の出入りの時に室内の犬や猫が飛び出さないためです。 屋根はありますが、周りは木の格子で囲われた1坪弱の半屋外空間。この玄関外の前室、冬の間使うストーブの薪のストック場所として、また庭仕事のちょっとした道具を置いたり。外だけど雨露がそれなりにしのげるこのような場所は、思いの外使い勝手が良いです。


玄関の収納壁

玄関入って脇に、収納スペース。靴と、週末に出かける山の道具などを収納するスペース。あえて扉は付けず見せる収納に。どこに何があるかわかりやすくすることと、湿気がこもらず通気性がいいので登山靴などの保管もしやすくなりました。
店舗などにも使われる棚柱システムを採用。棚板も奥行きのバリエーションが豊富、パイプなども取り付けられるので、様々な収納に対応しています。


玄関ホールより階段室・奥のキッチンをのぞむ
玄関ホールとリビングの間の室内窓

階段は下の方はストリップ階段にすることで通路の圧迫感をなくしました。階段下空間は、猫トイレの場所として使っています。リビングとの間仕切り壁に室内窓をいれることで階段室を通じて、1階と2階の気配を感じられる造りにしています。


階段と2階ホール
右手の事務所スペースと廊下は本棚で区切ることで天井がつながり、狭さを感じない造りになりました

階段室の吹き抜けには、長さ約3m分の室内物干しスペース。<夜に洗濯→翌朝仕事で外出→帰宅後に洗濯物を取り込む>なので、急な雨や風が心配な外干しはしないスタイル。2階に洗面脱衣室(&お風呂)+クローゼットスペースなので、洗濯機を回す→洗濯物を干す→洗濯物を取り込む→洋服を仕舞う、をすべて同階で完結。冬場は1階の薪ストーブの暖気がこの吹き抜けを通じて2階まで行き渡ります。洗濯物は翌朝にはほぼ乾燥済み。お天気を気にせず日々の家事がこなせられる、この吹き抜けの室内物干し空間。造って良かった!!!と痛感しているところの一つです。


造作の洗面カウンター

2階の洗面脱衣室。洗面カウンターを、階段室の吹き抜け側に向けることで、階段室の明るさを取り込みました。また洗面の建具には一部鏡(後ろは収納棚に)を付けました。歯ブラシや洗面道具、化粧品などはすべて鏡後ろの収納に収まるようにしたことで、カウンターの上が雑然とならないようにしています。小さなカウンターとスツールを置いて、朝の支度が出来るようにしました。



建築概要

所在地千葉県船橋市
敷地面積199㎡(約60坪)
建築面積99㎡(約30坪)
世帯構成2人+犬1匹+猫1匹
竣  工2019年1月

価格帯


■本体工事費:基礎、大工、電気、水道、造作家具など各工事の材料及び施工費
(敷地条件等に影響されない部分。他と比較検討する際に参考になる数字です)
  □総建築費:上記本体工事費+外構工事+ライフライン取込工事+地盤改良工事+設計監理費など工事全体の費用
(敷地条件等により違ってきます。他との比較検討の際にはあまり参考になりませんが、家を建てるにあたって必要な金額の目安となります)


設  計ひだまり設計工房 / 山本明香
施  工株式会社ひだまり設計工房
写真撮影 Smart Running / 小泉一斉

自邸「山暮らしの家」の建築中、そして完成後の暮らしを回顧録としてブログにしています。よろしければご覧ください。