既存のキッチンカウンターは開口が低く、キッチンとダイニングの繋がりがあまり感じられなかったので、開口を高くとり、カウンターはウォルナットの無垢板にしました。カウンター下には、ガラスモザイクタイルでアクセントを入れました。
リビングと続きの和室。もともとは押入れだったスペースを、寝台列車のように寝転がれるスペース+下は引き出し収納・上部はお雛様などの日常的に使わないものを収納するスペースにしました。寝転がりスペースとリビングの間は、背板をスコスコにした本棚収納。
リビングと寝転びスペースと、なんとなく様子が伺いしれる雰囲気。
キッチンに面したリビングの既存の収納が少し使いづらかったので、開き戸から引き戸に変更。曇りガラス調のアクリル板にすることで、ごちゃつきがちな収納の中もなんとなく隠せます。キッチン周りの収納としても使い勝手がよくなりました。
小さなお子さんが勝手に開けてしまうので、高い位置にカギをつけました。手が届く頃には、中のものをお片付けできるくらいになってるはず(*^^*)
建築概要
所在地 | 東京都葛飾区 |
建物種別 | マンション(専有面積74㎡) 築20年 |
工事種別 | 部分リフォーム |
世帯構成 | 2人+子2人 |
工事期間 | 約2ヶ月 |
竣 工 | 2016年3月 |
価格帯
<工事内容>
・ユニットバス、トイレ 設備いれかえ
・キッチン対面カウンターの変更
・押入れ、リビング収納の変更
・一部内窓の設置
など
住み替えにあたり、リノベーション前提で中古マンションの物件探しをされていたお施主さん。希望に合う見つけられた物件が、築浅で専有面積も広く、既存の状態が良かったため、工事はフルリノベーションから部分リフォームに計画変更しました。中古マンションの場合、前の住まい手の家族構成や住み方によって、設備や内装の痛み具合が全然違います。使えるものはそのままにしながらも、ご自分達の生活スタイルに合うように設備や間取りの一部を替え、一部造作材に無垢の木を使いました。フルリノベーションほどの予算をかけずに、部分リフォームで暮らしやすい、自分たちらしい住まいを実現できる、という可能性があること改めて発見させていただいた案件でした。