築浅のマンション。スケルトンリフォームするには、モッタイナイ。ということで、住まい手の生活に合うものは残しながら、収納や素材など、新しい暮らしに沿うように手を加えました。
対面キッチンのカウンターは、ダイニングテーブルとお揃いのブラックチェリー材の無垢板。カウンター下には、アクセントで緑色のブリックタイルを入れました。リビングに続く元・和室は、建具を撤去し、小上がり収納とデスクカウンターを造りました。LDKと一体的に使える広いスペースになりました。
元あった押入れ収納スペースを、デスクカウンター+廊下側から使う収納スペース、として間取りを変更。LDKにつながる小上がりスペースがあることで、床でゴロゴロするくつろぎスペースができました。
小上がりスペースの天井は、アクセントで濃い色のクロス。濃い色は天井を低く感じさせますが、アクセント色のため圧迫感はありません。和の雰囲気で引き締まった印象になります。
システムキッチンはそのまま使いました。背面の食器棚スペースには、造作家具で収納カウンター+オープン棚をシンプルに造りました。
既存の窓の内側に、インプラス+ハニカムブラインドを設置。開口部の断熱性をUPしました。ハニカムブラインドは、上部も開けられるタイプに。下の方の視線を気にせず、青空を眺められ、晴れた日には遠くの富士山がのぞめる気持ちのいいリビングです。
建築概要
所在地 | 東京都足立区 |
建物種別 | マンション(専有面積82㎡) 築10年 |
工事種別 | 部分リフォーム |
世帯構成 | 2人+子2人 |
工事期間 | 約2ヶ月 |
竣 工 | 2017年4月 |
価格帯
<工事内容>
・内装床→無垢杉板、壁・天井 クロス貼り替え
・押入れ収納の変更
・キッチンカウンターの変更
・造作家具の製作(小上がり畳収納、ダイニングテーブルなど)
・全居室 建具の作り替え
・トイレ設備のいれかえ
など
リフォーム・リノベーションすることを前提に、物件購入を検討するなかで、築浅の条件のよい物件の場合、物件購入自体に予算がかかり、リフォーム・リノベーションに予算をあまりあてられない場合もあります。現状の設備や状態次第では、スケルトンリフォーム・フルリノベーションしなくても、部分的に手を加えることで、住まい手の暮らしに合った空間を実現することも可能です。その場合、どこまで手を加えるかということより、予算を決めて、その中で最大限何を実現するか、ということを検討するのが良い方法と思います。
弊社では、物件購入の際に同行して、リフォーム・リノベーションするならどのようなことができるかなど、アドバイスさせていただくことも対応させていただいております。