建築家・安藤忠雄さんの講演会。

建築家・安藤忠雄さんの講演会に行って来ました。

まだ学生の頃、ふと行った安藤さんの講演会。
飾らない人柄に、辛口な表現のなかに面白さを含む、
ザ・関西人のシャベリに、
当時のワタシは、
「建築家」=繊細な(神経質な?笑)物静かな人種
というイメージを持っていましたが、
こんな建築家も居るんだー(*゚∀゚)
と、目からウロコ、だったのを憶えています。

今回は、工務店向けの講演会だったので、
小規模木造建築物を中心に、これからの建築・そこに携わる者としての
講演でした。

情熱を持って、仕事をすること。
責任感を持って、仕事をすること。
これからの時代に必要なものは、「教養」と「野性味」であること。
自分の身を削って「感動する」こと。
「目標」をしっかり立ててこそ、走れる、ということ。

そして、住宅から、大きな美術館や商業施設など、
あらゆるものを手がけられている安藤さんがいう、
木造の建物は、
創った人の気持ち・心が宿る、表れる、建築様式だ、
ということ。

(科学的なことは置いておいて)
コンクリートは無機物だから、それでそういうものを表現したり宿したりするのは
やはり難しい。
木造建築物は、木という有機物だからこそ、設計者や職人の心・気持ちが、
そこに表現される(されやすい)と思う。

ということ。

1時間半の講演でしたが、
あっという間でした。
今のワタシにとって、
「なるほど!!!」と思うコトや、
「やっぱり、そうだよね!!!」と思うコト、
たくさんたくさんありました。

安藤さんのような
世界に羽ばたく建築家になりたい、
とか
大きな建物を設計したい、
とか、
ってのはないのだけれど、

建築に携わる者としての意識や考え、
社会的な立場の認識、
というのは、

憧れであり、目標であり、

だなぁ。

安藤さんの、この「人間力」というか「人間味」というか、
独特の魅力は、
本当に素晴らしいなぁ、素敵だなぁ、

と改めて感じました。

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